
ピアノやバイオリンなど、楽器を始めとした音楽を学ぶ教室は子どもの習い事の代表です。最近ではドラムやクラシックギターなども人気があるようです。
そんな習い事の定番である音楽教室ですが、子どもの頃挫折してやめてしまった人や、親の勧めで始めたものの続かなかった人、習いたかったけど叶わなかった人など、少なからず夢半ばの人も多いはず。
そんな人たちが大人になって、また年を重ねてから改めて、楽器を習いたい思うことも多いでしょう。そんな大人たちの為の音楽教室について、ご紹介します。
どんな年代の人がいるのか
大人の音楽教室は、その名の通り大人が音楽や楽器を習うための教室です。そんな大人の音楽教室に通うのは、楽器等の経験者だけでなく、大人になって初めて楽器を始める人もいます。ピアノやバイオリンなどの習い事は、親の意向で始める人も多く、目的意識や楽しさを見いだせなかったという場合もあるようです。
また楽器を習う場合、自宅での練習が不可欠で、楽器を用意しなければなりません。特にピアノなど、楽器によってはとても高価なので、憧れはあっても教室には通えなかったという人もいるでしょう。しかし大人になってある程度時間やお金に余裕が出てきた、または子育てが一段落して自分のための時間を過ごそうという時に、改めて音楽教室に通い始める人が多いのです。
そのため教室には20代の学生や社会人、リタイアして第2の人生を謳歌している年代まで、さまざまな大人が通っています。
男性、女性どっちが多い?
大人になると、子どもの頃にイヤイヤ通っていた音楽教室を懐かしく思い出したり、やめてしまった楽器をもう一度頑張ってうまくなりたいと思ったりするものですよね。大人になると弾いてみたい曲や楽器、自分の好きなアーティストも出てきて、目的やゴールが明確になるというのもひとつの理由かもしれません。
そんな想いを持った大人たちが通う音楽教室ですが、音楽教室と言うと何となく女性が多いように思いませんか。実際のところはどうなのでしょうか。地域性や教室によっても差はありますが、やはり男性に比べると女性の方が1.5倍程多いようです。女性にとっては抵抗なく始められる音楽ですが、楽器によっては男性には敷居の高いものに映るかもしれませんね。
それでも、青春時代に聴いていた音楽やバンドへの憧れからアコースティックギターを始めたり、ジャズセッションを目標にサックスを始めたりと、男性に人気の楽器もたくさんあります。
忙しい人でも通えるの?
大人が教室や習い事に通う場合、定年後の楽しみとして一念発起する人もいるでしょうが、仕事をしていたり家事や育児の合間に通ったりという人も多いでしょう。とくに音楽の場合、自宅での練習が不可欠です。そうすると、仕事をしている人や家事や育児の息抜きに、新しい趣味として始めたい人にも続けられるのか不安に思いますね。
音楽教室には様々な形態があります。全国展開している大手の音楽教室もあれば、個人のお宅でレッスンを受ける教室などもあります。音楽教室は通常、決まった曜日と時間にレッスンを受けるシステムになっていますので、社会人や忙しい人でも予定が立てやすいでしょう。
また講師が自宅の一室を使いレッスンを行う個人教室も、レッスン日の相談が可能なので、長く続けられるでしょう。
まとめ
大人が趣味や習い事として通う、音楽教室についてご紹介しました。子どもの頃はあんなにきらいだった音楽教室でも、大人になった今では心から楽しくレッスンに通っているという人もとても多いですよ。親の勧めや将来のためなどではなく、何より自分の意思で始め、明確なゴールがあるものはやりがいにあふれ、困難さえも楽しく感じるものですよね。
将来の仕事につながらなくても、人生において実益のあるものでなくても、自分の意思で始めたということがモチベーションになるのではないでしょうか。