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大人になってからバイオリンを始めるときに気を付けたいこと!

バイオリンはテレビドラマでもメインで取り上げられることの多いメジャーな楽器であり、大人になってから覚えたい高級な楽器の代名詞でもあります。音楽教室でも最初にバイオリンを教えるところも多く、また、バイオリンのみを専門に弾けるようにする音楽教室も増えてきているようです。数ある楽器のなかでなぜバイオリンが初心者から上級者まで幅広く人気があるのでしょうか。演奏のコツを効率的に身につけるポイントについてもまとめましたのでぜひとも参考になさってください。


バイオリンは楽器の中でも扱いづらい?

バイオリンが初心者にとって扱いにくいと言われるのは、壊れやすいからです。少しずつ改良が重ねられ、水濡れにも強くなったと言われるバイオリンですが、ある意味では精密機械であり、水による故障の危険性をゼロにすることはできません。水分よりも重要なのは、ジュースなどに含まれる砂糖です。一度しみこむと長期間にわたって内部に留まる可能性のあるジュースの糖分は、バイオリンの音質を変質させ、最終的に修復不可能なトラブルを引き起こす可能性があります。

普通の水であれば即座に拭き取れば後々まで影響することはありませんが、大量の砂糖を含むジュースになると、内部までしみ込んだときの影響が大きく、最悪の場合はバイオリンを買い替える必要も出てきます。不用意な事故を避けるために、練習中は水分をとらないようにしたり、糖分でべとついた手でバイオリンをさわらないなどの対策をとりましょう。甘くて粘り気のあるジュースはバイオリンにとって、水分以上の天敵だと認識するべきです、また、高級なバイオリンほど劣化が激しく、古くなると水分が入り込む余地が大きくなります。水濡れによるトラブルを防ぐ機能として、防水性と耐水性があります。

一見すると同じように見えますが、水濡れを最小限にするアプローチには大きな違いがあります。日本で流通している安価なバイオリンは防水加工がつけられており、多少の水分では音が変質しないようにつくられています。高級なバイオリンはひとつの精密機械であると考え、保管にあたっても細心の注意を払い、慎重に扱ってあげましょう。初心者のうちからいきなり高級品を買ってしまうと取扱いに神経質になるあまり演奏本来の楽しみが味わえず、結局挫折してしまうことにもなりかねません。分相応という言葉があるように、ビギナーの段階ではそのランクに合った価格の楽器をそろえるようにしましょう。


バイオリンで挫折しないようにするためには?

初心者にも親しみやすいとされるヴァイオリン。大人向け音楽教室でもたいていの場合メインのカリキュラムに据えられ、比較的上達がわかりやすい楽器としても重宝されています。楽器の演奏にかぎらず、どんな分野でも中途半端に挫折しないようにするためには、根気以上に目的意識をもつことが大切です。本格的なレッスンであるほどひとつひとつのメソッドは非常に基本的なものとなり、時として単調な繰り返しに思えてしまうこともあるでしょう。それがまさに目的意識を見失っている証拠であり、挫折へのカウントダウンのはじまりでもあるのです。

今、自分に課せられているトレーニングが全体の流れの中でどのような意味をもち、最終的にどのような到達点につながっているのか。メソッドの意味と役割を理論や理屈をふくめてきちんと心身に吸収させていくことで、最後まで目的意識を見失うことなく、モチベーションを落とさずに練習を積み重ねていく土台となるのです。トレーニングメソッドは決して、実際にバイオリンにふれることだけではありません。プロが教えるような本格的な音楽教室では、演奏のテクニックそのものを磨く以外に、基礎的な筋肉をきたえるカリキュラムも取り入れられています。

ヴァイオリンのような大型の楽器を演奏することはある意味で体力勝負であり、プロのバイオリニストは見えないところで日々全身の筋肉や体幹をきたえるトレーニングを行っています。とくに必要となるのは腕や肩の筋肉ですが、それ以外にも体をささえる腰や両脚の筋肉が充分についていなければ一定レベルの演奏を実現することはできません。筋肉を効率よくつけていくためには食生活の改善も必要になってくるでしょう。


バイオリンを純粋に楽しむためには?

プロの音楽家は別として、大人向け音楽教室に通う方はあくまで趣味として、演奏そのものを純粋に楽しむためにヴァイオリンを習おうと考えていることがほとんどだと思います。純粋な趣味として楽しむのであれば、あえて心身に負荷をかけて自分を追い込む必要はありません。暮らしのなかで無理のない範囲でトレーニングを積み、それぞれのペースで上達していけば良いのです。その場合、教材として選ぶ練習曲はできるかぎり簡単なものがいいでしょう。ヴァイオリンの場合、保管や弾き方が初心者には難しいでしょうから、そのうえ練習曲まで複雑なものにしてしまうと、覚えるべきものが多すぎてかえってモチベーションが下がってしまいます。

また、レベルに見合わない難解な曲を繰り返し練習したところで本来身につけるべき基本テクニックが習得できず、上達の度合いも見えにくくなってしまいます。ビギナーのうちは、難しい曲を何カ月もかけてひとつ習得するより、比較的シンプルな曲を短期間にいくつか覚えたほうがテクニックも身につきますし、モチベーションにもつながります。ある程度上達したと自分でも感じられたら、自分以外の演奏をじっくりチェックする習慣をつけましょう。とくに上級者の演奏を注意深く観察することで、さらなる上級テクニックに触れる機会が増え、また、目に見える高い目標ができることで毎日の練習にもよりいっそう身が入るようになります。

最終的に肝心なのは、「自宅でも楽器に触れたい!」と思わせてくれるような音楽教室を選ぶことです。ただたんに目先の上達ばかりをもとめるのではなく、楽しみながら、趣味として演奏の奥深さに触れられるような音楽教室ならきっと、教室以外でもごく自然にヴァイオリンを手に取りたくなっているでしょう。


まとめ

バイオリンはテレビでもメジャーな楽器であり、初心者がいつかは弾けるようになりたいと憧れる楽器のようです。趣味として弾く場合でも一定のレベルまで上達するためには基礎的な筋力トレーニングなど地道なメソッドを積み重ねることが必要となり、それ相応の根気がなければ挫折してしまいます。また、非常に繊細な楽器のため、絶対に水に濡らさないようにするなど、つねに細心の注意を払って取扱いましょう。