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楽譜が読めなくても音楽はできるの?

プロの歌手でも、必ずしも全員が楽譜を完璧に読めるとはかぎりません。何よりもまず大切なのは「音楽を心から楽しむこと」であり、そのモチベーションがあれば音楽教室でも心のこもった楽器の演奏を行うことができます。あえて言えば、音楽教室に通ううえで楽譜が読めることは必要条件であって十分条件ではない、といった感じでしょうか。最初のうちは楽譜が読めなくても、教室でレッスンを重ねていくうちに自然と読み方のコツが身についてくる場合もあります。


楽譜が読めないのに音楽教室に入っても良いのか

どこの音楽教室でも音楽の初心者からプロレベルの上級者まで対象としているため、結論から言うと楽譜が読めなくても教室に通う意味はあります。むしろ、初心者のほうが音楽教室で得るものは大きく、上達の度合がわかりやすいため定期的に通うモチベーションにつながるでしょう。レッスンスタイルは教室によってさまざまで、初心者をひとつのクラスにまとめて理論を中心に習得させるところもあれば、あえてクラスをもうけずに上級者と同じ空間で実技中心のカリキュラムを組んでいるところもあります。どのスタイルが最適なのかは教室に通う目的によっても変わってきますが、楽譜を徹底的に読めるようにしたい方は理論に重きを置く教室を選んだほうが効果的かもしれません。

楽器を演奏したり、音楽を楽しんだりするのに楽譜を読むスキルは必ずしも必要ありませんが、上達を早めるうえでは楽譜をスムーズに読めることに越したことはありません。プロの音楽家にとっても、楽譜を読むスキルは基本中の基本であり、ちょっとしたポイントさえおさえればアマチュアでもそれほど習得に時間のかかるプロセスではありません。ただし、最初から楽譜を読むことにこだわりすぎると肝心のモチベーションが下がってしまいますので、趣味として音楽を楽しむのであれば理論にあまり固執せず、実技の面白さのほうにポイントを置いたトレーニングを心がけると長いスパンでつづけやすいかもしれません。

楽譜を読めないビギナーはよく、「教室に通って自分だけ譜面が読めずに出遅れたら恥ずかしい」と考えて入会を躊躇してしまうようですが、実際の教室では譜面が読めない人のためのカリキュラムを用意していることが多く、劣等感を感じることなく楽しみながらレッスンを進めることができます。


楽譜を読むことで何が得られるのか

音楽初心者にとって、楽譜をすらすら読むことはひとつの憧れでもあるようです。もちろん、譜面を読むスキルを身につけることはテクニックを向上させるうえで決して無駄にはなりませんが、必ずしも譜面を読めることは必須条件ではありません。あえて大げさな表現をすれば、楽譜は音楽の道しるべです。譜面には、その曲を聴きやすいかたちで演奏するためにたどるべき道筋が記されています。譜面を正しく理解し、音符のひとつひとつを正確にたどっていくことで、アマチュアでも曲を最高のかたちで再現することができるのです。

譜面の読み方をできるだけ早い段階からマスターしておくことは、楽器演奏の基本を身につけるうえでももちろん大切ですが、それ以上に、上級テクニックの習得が早くなるというメリットがあります。楽器演奏の上級者になると、ジャズのように譜面をある程度くずして曲をアレンジする人がいますが、それはあくまでも基本をおさえているからこそできることであり、初心者のうちはやはり譜面通りにきっちりと演奏するスキルを身につける必要があるのです。譜面通りに演奏するとその曲のスタンダードな姿を理解することができますし、パートを区切って練習することでゲームの課題をひとつひとつクリアしていくような感覚を味わうことができ、上達のペースをその都度確かめながらレッスンに臨むことができます。

音楽にふれたことのないまったくのビギナーにとって、譜面の読み方をゼロから習得していくことは多少まどろっこしく感じられるかもしれませんが、早い段階で基礎をしっかり固めておくことでその後の練習のアドバンテージになりますので、演奏に自信がないと躊躇している人にこそまずは譜面を読むトレーニングからはじめることをおすすめします。


楽譜が読めるようになるためにはどうすれば良いのか

楽譜を正確に読むためにはまず、ひとつひとつの音符の意味からきっちりと理解する必要があります。四分音符は二分音符の半分の長さなど、基礎的な理論については義務教育の段階で教わっているはずですが、受験に直接関係がないからとついついなおざりにしてしまう方も多いのではないでしょうか。理論重視の音楽教室ではビギナーの段階から音符の意味についても基本からレクチャーしてくれるので、音楽にほとんど触れたことのない人でもすぐに基本を身につけ、上級テクニックの習得に進むことができます。小説教室では受講者に対し、「書くよりもまず読みなさい」と教えています。たくさんの名文に触れることで日本語としてスタンダードな表現が自然と身につき、実作のうえでも参考になる、という意味のようです。音楽教室でも同じで、レッスン以外でも譜面に目を通す機会を意識的に増やすことで正しい譜面の読み方が身につき、読むスピードも次第に上がってきます。ひとつの目安として、譜面を読んだだけでその曲が音楽として頭のなかに流れるようになれば上級者に近づいた証拠であると言われています。譜面自体はネット上に無料で公開されていますので、お気に入りのJポップなどの楽譜を取り寄せて曲の構造を分析してみるのも面白いかもしれません。ただ機械的に音符の意味を勉強するだけではどうしても単調になってしまうので、その周辺にある音楽用語についての理解を深めるのも教養として面白いかもしれません。アンダンテやフォルテッシモ、フィーネなど、音楽用語にはイタリア語を由来としたオシャレなものが多いので、音符の意味と合わせてそれらのルーツを探ってみるのも楽しいのではないでしょうか。


まとめ

音楽教室では、譜面の読めないビギナーから音楽を生きがいとする上級者まで、幅広い受講者に対して門戸を広げています。譜面を読めなくても楽器演奏を楽しむことはできますが、譜面の読み方は音楽理論においては基礎中の基礎であり、音符の意味と役割を初心者のうちに正確に理解しておくことはその後のトレーニングの土台にもなります。ただ、譜面を読むことのみにこだわりすぎると最も大切なモチベーションが下がってしまうため、まずは楽しむことを中心に置きつつ、自然と理論も吸収できるようなトレーニングスタイルを確立しましょう。