大人が音楽を始めるにあたっておすすめの音楽教室や教室に関連するコラムを配信しています!

大人の音楽教室で講師について

学生のうちに真面目に取り組んでおけばよかったと思う教科のひとつに音楽があります。音楽は他の教科に比べて実践的な要素が強く、音楽教室では歌うことの楽しさを中心に教えるため気分転換として通う人も多いようです。講師との相性によっても充実度が大きく左右されるため、レッスン前に必ず講師の経歴や教室の方針について調べておくようにしましょう。良い講師とめぐりあうことで眠っている音楽の才能がめざめ、プロの音楽家になれるかもしれません。


どういう経歴を持つ講師が多いのか

音楽教室の講師は当然のことながら、音楽的な専門知識を豊富にもつ方々ばかりです。一般的には音大を卒業し中学校や高校の音楽教師を務めながら空いた時間にレッスンをもつ先生が多く、教室のほうも「教える」ことそのものに長けた先生を積極的に採用する傾向があります。音楽関係の仕事に就いていなくても、若い頃に音大を卒業して専業主婦になり、子育てが終わって時間もできたので音楽教室で講師を務める、という人も少なくないようです。全国的に名の通った音楽教室では、いくつかのコンクールで実績を残したプロのピアニストなどを講師として迎え入れている場合もあります。

もちろん、その類の教室はレッスン料も高くなりますが、社会人になってからもう一度音楽理論を専門的に身につけたいという方にはおすすめです。教室選びのポイントは、ピックアップする段階で「なぜ教室に通うのか」という目的をできるかぎりはっきりさせておくことです。日常のレクリエーションとして音楽を楽しむのか、リタイア後の新たな趣味として音楽をはじめたいのか、あるいは教室を通してプロ向けの音楽理論を体得したいのか。目的意識によっても選ぶべき教室が変わってきます。予算も重要なポイントで、同じ音楽教室でも地域や教える内容のレベルによってレッスン料がかなり変わってきます。

いきなりレベルの高い教室に通っても内容の濃さに戸惑ってしまい、せっかくのレッスン料が無駄になってしまうこともあるため、はじめのうちはビギナー向けのコースを何度か体験し、もっと本格的なレッスンに進みたいと思ったら上級者向けの教室に移行するのが自然なパターンかもしれません。シニア世代にとって、教室はひとつの仲間づくりの場でもあるようです。


講師選びで大切なポイント

講師選びは教室選びと言い換えられるほど、レッスンを受けるにあたっては重要なポイントです。それはたんに、「レベルの高い先生を選ぶ」ということではなく、教え方であったり、レッスンに臨む心構えそのものであったり、レッスンにかかわるすべての要素において一定の基準を満たしているかを厳しい目で確かめることでもあります。本当の意味で教え上手の先生を見きわめたいのであれば、子ども向け教室で安定した評価を受けている人を選びましょう。子どもといっても年齢はさまざまですが、この場合は乳幼児から小学生を想定します。

そうした年代の子どもたちにも根気よく、わかりやすい音楽レッスンを行うことのできる先生は相当にスキルが高く、大人向け音楽教室でも中身の濃いレッスンが期待できるはずです。たいていの場合、講師の先生はいくつかの教室をまわっているため、その先生が他にどんな教室で教えているのかなどをさりげなくチェックしておくのもひとつの方法です。もちろん、音楽についてはもともとある程度の基礎知識があり、ハイレベルな音楽教室を通してさらに一歩進んだスキルを身につけたいと考えている方は、理論を重視する本格的な講師のいる教室を選んだほうが良いでしょう。

また、チェーン経営か個人経営かによっても見るべきポイントが変わってきます。チェーン展開をする教室の場合、講師陣の入れ替わりが激しく、レッスン内容も統一されたものになりがちです。一方、個人経営の教室は講師も長年決まったメンバーであることが多く、レッスンにもその教室ごとの特性が強く表れています。どちらが適しているとは一概には言えませんが、純粋に音楽理論そのものを深く学びたい場合はチェーン展開の教室を、アットホームな雰囲気のほうが落ち着くという方は個人経営の教室を選んだほうがスキルをのばしやすいと言えるでしょう。


レッスン後、講師を変更するのは可能なのか

個人レッスン形式の教室であっても、契約後の講師の変更を認めるかどうかについては判断が分かれるようです。もちろん、レッスン中の暴力やセクハラなど、明らかな問題行為が認められる場合は教室側の判断で講師が変更されますが、レッスンを受ける側の主観をどの程度まで受け入れるかについては、教室の方針が大きくかかわってくる部分のようです。ただ、相性の合わない先生のもとで何年もレッスンを受けたところでスキルが身につくことはなく、毎月のレッスン料が無駄になるだけです。

ある程度の期間教室に通っていて先生のレッスン方法と合わないと感じたら、遠慮せずに教室の担当スタッフに相談してみましょう。先生の変更を快く認めてくれるかもしれませんし、違う教室をすすめられるかもしれません。対応は教室によってばらつきがあるとは思いますが、疑問に思ったことを心に溜め込まずにぶつけてみることが何よりも重要なのです。一方で、講師をそう簡単に見かぎらない根気も大切です。一見スパルタでぶっきらぼうなレッスンをつづける先生のほうが実はスキルが高く、身につけるべき音楽理論を的確に伝えてくれるかもしれません。穏やかな態度でゆっくりとレッスンを行う先生が誰にとっても良い先生であるとはかぎらないのです。

たんなる息抜きやレクリエーションのつもりでレッスンに通うのであれば和気藹々とした雰囲気の先生が良いかもしれませんが、ハイレベルな生涯学習を期待するのであれば、態度よりも教える内容そのものに目をむけ、多少厳しくても自分を少しでも成長させてくれる先生を選んだほうが得られるものは大きいかもしれません。


まとめ

大人向け音楽教室には、生涯学習とレクリエーションのふたつの側面があります。シニア世代向けの教室ではレクリエーションの意味合いが強く、生涯学習を目的とした教室ではある程度ハイレベルな内容のレッスンが行われているようです。何のために教室に通うのかという目的意識をはっきりもっておくことでおのずと自分のレベルに合った教室を選ぶことができ、先生とも長いスパンで良好な関係を築くことができるでしょう。